進行性網膜萎縮症(PRA)

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 網膜が変性・萎縮する進行性の眼科疾患で、最終的には失明します。

 最初は夜のお散歩時に見えにくそうにする、暗いところで物にぶつかるといった夜盲症の症状から始まり、症状が進行するにつれて日中の視覚も失い、数ヶ月から数年かけて視力が低下しやがて失明します。

 この疾患は、ラブラドール・レトリーバー、アイリッシュ・セッター、コリー、シェルティ(シェットランド・シープドッグ)、ミニチュア・プードル等、多くの犬種で見られますが、日本では特にミニチュア・ダックスフンドなどの人気犬種で多く見られるため、早急な対応が求められています。

 確かな治療法は見つかっていませんが、発症を遅らせるための点眼薬やレーザー治療なども行われているため、早めに病気リスクを調べておくことが大切です。

 アフェクテッドは発症する可能性があります。当犬舎ではアフェクテッドの仔犬が産まれる事はありません。